徒然なるままに

子育てとプログラミングが同居する不思議な空間

パートナーさんの面談で失敗したこと

今日は仕事でパートナーさんの面談をしてきた。

我々日本の SIer は仕事の受注の構造が多重下請け構造になっていることが多い。発注元のお客さんがいて、そのお客さんから仕事を受注した企業を元請け(一次請け)といって、さらに元請けから仕事を受注した企業を二次請けといって、さらに三次請け・・・という感じで続いていく。二次請け以降の企業は中間マージンで利益を得る。

これは人の売り買いのビジネスのようで、傍から見る限りあまり良い印象はないと私は思っている。なんか東電原発の作業も同じような請負構造だった気がする。

と、今日はそんな話をしたいわけではなくて。

今は元請けのプロジェクトで仕事をしていて、外部からプログラマーを1人雇うことになったので、その人と面談してきた。私としてはプログラム実装に責任をもつ立場として、「DIってご存じですか?OR Mapperはご存じですか?」みたいな質問をしながらその人の実力の程を探っていたつもりだったのだけど、これが完全に失敗だった。相手がスムーズに答えてくれればいいのだけど、今回の場合は相手のスキルがミスマッチだったこともあり、答えられなかった。それで場の雰囲気(私以外にも数人いた)がなんだか重苦しくなってしまった。わたしの質問の仕方が、相手を責めているように感じたのだろう。

どうすればよかったのか?
「私たちは今回、○○という理由で DI ができるフレームワークを利用しようとしています。△△さんは DI の機能があるフレームワークをなんでもいいので利用されたことはありますか?」みたいな聞き方だったら良かったのかもしれない。背景から説明してあげて、わからないときの心理的負担を下げてあげることが大切だったのかもしれない。

今までは面談される側の立場であることが多かった。就職もそうだし、転職もそうだし。評価される側の立場から、評価する側の立場になると、それはそれで別の難しさがあると気づかされた。また明日も別の人との面談があるので、今日の反省を活かしていきたい。